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ハーベスの歴史

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ハーベス・アコースティクス社は、ダッドリー・ハーウッドが1977年にBBCを辞し、自らが理想とするスピーカーを開発すべく設立しました。Harbethという社名は、HarwoodのHarと妻のElizabethのbethを組み合わせたものです。自ら設計したユニット、エンクロージャーをカスタムメイドし、わずかでも基準に満たない物は容赦なくリジェクトするという極めて厳しい品質管理は、BBC時代の実績が生んだ信頼関係があつて初めて可能になったもと言えます。1977年にBBC伝統のポリプロピレン・コーンを採用したミッド・ウーファーとソフトドーム・ツイーターによる2ウエイ構成のスピーカーMONITOR HLを発表、以後MkⅡ、MkⅢ、MkⅣへと進化ていきます。1987年、自らの耳にかなうスピーカーを完成したハーウッドは愛弟子のアラン・ショーに社の経営を任せ引退します。ショーは、ハーウッドの緻密な技とセンス、スピーカーへの愛情とその表現方法をつぶさに学びながら1988年に自身初めてのスピーカー「HL Compact」を完成させます。1989年にはHL MkⅣを進化させた「HL5」を発表、さらに1990年「LS3/5A」とほぼ同サイズの「HL-P3」を開発、デジタル時代に向けてエンクロージャー設計やコーンのあり方に新たなアプローチを展開していきます。1990年後期よりBBC仕様のプロユースに応えるべきマスタリング・モニター・スピーカーを完成、「ハーベス・ハウス・サウンド」のHLシリーズ、「プロユース・マスタリング・モニター」のMONITORシリーズと、ニーズに応えたラインアップを構成していきます。2017年創立40周年を迎えるハーベスは、創立以来、蓄積してきたスピーカーづくりの技術とセンスとを各モデルに注ぎ込み、あたたかく、端正でウェル・バランスの「ハーベスの音」にさらなる磨きをかけ、進化し続けています。

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